【一日一景】初の日本です。前回ミニチュアワンダーランドに引き続きジオラマ特集ということで、鬼怒川の「東武ワールドスクウェア」です。
1993年にオープンしたジオラマパークで、私はかれこれ10回以上は訪問しています。温泉好きの祖父によく連れていってもらった思い出の場所です。
バブルの崩壊後、日光・鬼怒川エリアのテーマパークは経営不振や閉園にあおぎ、東武ワールドスクウェアも経営難に陥ったこともある中で、東京スカイツリーや台北101など最新のジオラマを設置することで集客努力を続けてきました。
2017年には「SL大樹」の運行開始に合わせて「東武ワールドスクウェア駅」が開業。私たち観光客にとってとてもアクセスし易くなりました。
日本全国にあった野外ジオラマパークが相次ぎ閉園する中で、おそらく日本唯一となった東武ワールドスクウェアは今日も地道に営業を続けています。
この時のテーマが「SL大樹でワールドスクウェアへ行く」ことだったので、あえて鬼怒川温泉駅まで行かず、ワールドスクウェア駅でSL大樹を下車。
ワールドスクウェア駅は単線一面の無人駅で、駅業務は隣の小佐越駅が行なっています。それにも関わらず、SL大樹ほか、鬼怒川線の特急のほぼ全てが停車する特急停車駅なんですね!
すいている時はいいですが、収容力やトラブルなど行楽シーズンなんかは大丈夫なのか心配になりますね。
とはいえ、ワールドスクウェア駅からワールドスクウェアまでは横断歩道を渡ってすぐ。ゲートまでは5分ほどです。
これまで鬼怒川温泉から路線バスに乗るしかなかったので、本当に楽になりました! 我々のように行きがけに組み込むにも最適だし、日光猿軍団や日光江戸村(どちらも路線バスが結んでいる)に行ったあとにワールドスクウェアに寄ることもできます。
ーーーーーー
さてワールドスクウェアの内部を写真と動画でさくっと紹介していきます。
東京エリア
入園してすぐの場所にあるのが、東京エリアです。巨大なスカイツリーを中心に東京駅、成田空港、国会議事堂、東京ドームなどが展示されています。
東武ワールドスクウェアに来ると私が必ず「生存確認」をする貴重な貴重な展示があります。
幻のJAS日本エアシステムのB747-400です。日本エアシステムは1990年にB747を9機発注していたのですが、バブルの崩壊でキャンセル、結局B777レインボーセブンを導入しています。ここ東武ワールドスクウェアにはそんな幻のJASのB747があるんです。
かつて青森のみちのく北方漁船博物館にJAS塗装のYS-11がありましたが、事業移転に伴い予告も無く突然切断撤去されてしまった今、JASという文字が見れることすら貴重なのです。
日本エアシステムがJALに合併されてから18年あまり経ちましたが、塗装を変えず残していてくれる東武ワールドスクウェアに感謝です。
東京湾には2018年現在最新の展示、台湾最北端の灯台「富貴角燈塔」がありました。私最南端の「鵝鑾鼻」は行ったことがあるのですが、最北端は未訪なので、行ってみたいですね。
ニューヨークエリア
東京エリアから海を隔ててニューヨークの摩天楼が拡がっています。東京から首都高湾岸線に乗るとニューヨークに着きます。
友人にこの画像を送ったら普通にだまされてて、一週間後に「そろそろ帰国した?」ってメッセが来ました。
世界貿易ビルはもうないんですけどね・・・
ニューヨークの摩天楼は人も車ももの凄い数で、これは実際に見ていただかないとすごさが解らないかなと思うところです。
エジプトエリア
続いてエジプト。
東武ワールドスクウェアのポスターによく使われている展示なので、有名かもしれません。
ヨーロッパエリア
ヨーロッパエリアは実質ワールドスクウェアの半分くらいの面積を使っていて、見所多いです。
アジアエリア
ヨーロッパエリアを超えると、台湾・中国・韓国・インドなどアジア諸国の展示があります。
この台北101なんかリアルに撮れてると思うんですがどうでしょう?大きすぎてカメラに入りきらないのも実際と同じです。
日本エリア
アジアエリアの次は日本エリアとなっていて、日本各地の名勝や歴史建築が再現されています。
我ながらこれらの写真は良く撮れてるんじゃないかと思うんですがどうでしょう? いかに風景をリアルに撮るかが、ジオラマパークの醍醐味ですよねぇ。
東武エリア
最後は、東武の列車が走る架空の地域を再現した展示です。このエリアはかつては「東武っぽい」景色が再現された町や村落に、東武スペ―シアや通勤車輌、旧型SLが走るエリアでした。しかし現在はSL大樹と、東武の新型特急「リバティ」に更新されていました。
沿線には「ようこそSL大樹」などの横断幕をかかげた住民などもいて、眺めているだけでほっこりするような景色が拡がっていました。
ちなみにスペ―シアは東京スカイツリーのほうに置いてあります。
ーーーーーー
以上、新駅の設置でアクセスも便利になった、個人的に一押しの観光スポット「東武ワールドスクウェア」を紹介しました。